『地球がもし100cmの球だったら』
先日、図書館で目に留め、借りてきました。
<世界がもし100人の村だったら>のシリーズみたいですが・・・
地球がもし100cmの球だったら
お月様はビーチボールぐらいの大きさで
30mほど先をまわっています。
バスケットボールコートの縦の長さです。
太陽は12km先で輝いています。
大きさは東京ドームぐらいです。
日本で最も高い富士山は 0.3mmしかありません。
世界一のエベレスト山でさえ 0.7mmです。
飛行機は地表から1mmのところを飛んでいますし、
宇宙飛行士が乗るスペースシャトルでさえ 2~3cmの高さをまわっています。
私たちになくてはならない空気。
その空気は100cmの地球では、
わずか1mmのあつさしかありません。
海水は全部で660cc、
体積にしてビール大ビン1本分ほどです。
でも海水は飲めません。
地球上で飲める淡水は17ccしかないのです。
さらにそのほとんどの12ccが氷河などの氷として存在しています。
飲み水などに私たちが利用できる水は
スプーン1杯にも満たない5ccほどしかないのです。
そんなわずかな水ですが、
地球上では水不足や水質汚染の問題など
水資源の危機がおとずれています。
全ての陸地を集めても90×90cm、机の上ぐらいの広さです。
・・・乾燥地は全陸地のの約40%。
しかもその7割の土地が生産不可能となる
砂漠化の影響を受けています。
森は陸地の6分の1、30×45cm、
A3用紙より少し大きいくらいです。
私たちは偶然に生まれた地球に住んで、
一番繁栄している生物です。
直径100cmの地球にすると
10万倍の顕微鏡でやっと見ることができます。
そんな小さな人間が大きな地球環境に影響を与えているのです。
地球環境はいったん変化してしまうと、
元に戻すことはなかなかできません。
まわりを見てみても地球以外に
人の住める星は見つかっていません。
私たちは地球というこの星にしかすめないのです。
かけがいのない星です。
ごみを出さない、節約する、無駄な電気や水は使わない・・。
そんなごくごく身近な小さなことが
未来の人類や地球のために大切なことです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一部抜粋
とてもイメージしやすい地球になっています。
そして、環境のことが良く解ります。
ご存知のない方、是非読んでみてください。
中学生の時、とある発表で、太陽系を学校の廊下に表示したことを思い出しました・・・
地球が5cmだったか、太陽を換算したら床から天井までで入りきれず、
何度か縮尺を変えて、計算し直しました・・・
結局、地球は何mmになったのか忘れましたが、
土・天・海・冥は数十メートルの廊下には、入り切れなかったんじゃなかったか・・・
改めて、実感した宇宙空間の大きさでしたが、
あの時はの私たちは、あまりに環境に無頓着でした・・・
今の子供たちにあの時の環境をそのまま渡すことができず
申し訳ない気持ちでいっぱいですが、
<知らない>ことが一番の原因でした。
もう遅いかも知れませんが、それは終わりを意味すること。
今できることからしなければいけません。
この急激な不景気の中でも、決して忘れてはいけないこと・・・です。
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