空を飛ぶ夢・・
こんな夢見たことありませんか?
私は大好きだったのですが、
地面に向かって真っ逆さまに落下すると、
いつも地面すれすれでふわりと滑空に入ると言うものです。
落ちる夢は・・・
私は不思議といつも舞い上がっていましたのでありません
それでは、実際に落下したことは・・・・ありますか?
私は、山で3回。 空から2回(未遂を含めると3回か・・)あります。
一番最初の落下は、20歳そこそこの頃。
頸城の真川から火打山にのびている《そーべい落ち沢》です。
2~3年に1パーティしか入らないような沢に一人で入り、見事落ちました
滝の出口から下まで滑るように落ちて、結果的にはかかとの骨を割りました。
今でも、現場下の滝の落ち口に残置したクロモリハーケンとビナ(カラビナ)を、
回収に行きたいと思うことがあります。。。
2度目は、甲斐駒の黄連谷、、、
豪雪の年の1月、赤石沢に継続登攀(けいぞくとはん)のつもりで、
アプローチ代わりに使った右俣最後の滝で落ちました
この時の高さは・・多分7~8Mだったと思います。
ショックとカラ元気が入り混じり、必死に登ろうとしましたが、一緒に行った先輩に止められ、左岸を高巻き、その上部でビバーク。
翌日は稜線に抜け出てから山頂往復の後、継続登攀を諦め、長ったらしい黒戸尾根を走って下りましたが、
東京のアパートにたどり着いたその夜から、三日三晩続いた体中の激しい痛みには参りました。
3度目は少し華々しく、
シャモニ針峰群のひとつ、フーの南壁の核心部から、高さにして30mくらい・・・
私が地面に叩きつけられないように、必死にザイルを握ったパートナーよりも下、
2本のザイルの内1本に全てのテンションがかかり、足元には遠く氷河までは高さ1000mくらいの空間にぶら下っていました。
よ~く助かったよなぁ・・・
宙吊りの私は、壁までも4~5M離れていましたから、どこにも激突せずに助かった訳です。
友人は手に火傷負い、そのまま下降した私達を待っていたのは、
気の強い女小屋番の
『どうして毛布をきちんとたたんでいかないのだ!』・・でした。
これは、まだ続くかも。。
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