本来携帯からのブログなどで書くことではないと思いますが…
2009年10月14日

二十数年振りに読み返しているこの本…
前日、台風18号が接近した時、ほぼ無力だった私と同じ…
先週の新聞は小さく、オバマ氏とダライ・ラマの会談延期を告げていました。
もはや中国は世界のどの国からも、その関係を蔑ろにできない存在となっています。
この国抜きに経済を論ずることは、できません。
多くの人は、これを中国の“内政問題”と思われることでしょう。
しかしこれは、立派な国際問題、“侵略行為”なのです。
ただチベットという国の、余りにおとなしい、“中立・独立”だった為と、その独立をどの国にも承認を受けなかった《国際的未熟さ》という落ち度はありましたが。
今や中国はラサにまで鉄道を敷き、ラサは観光地と化していることでしょう…
ダライ・ラマがラサを離れて27年後の86年の秋、私はパキスタンのフンザからクンジラブ峠を越え、タシュクルガン、カシュガル、ウルムチ、トルファン、敦煌、ゴルムドなど当時の解放都市を巡った後、カトマンデゥにむかうべくラサに入りました。
当時〈ラサホテル〉を除けば《近代的》な建物は余り無く、ポタラ宮殿を中心としたチベットの人々の粛々とした生活があったと思います。
13世ダライ・ラマの化身として全土から探し出された14世のことを思うと、次世はあり得るのか、
『時が解決する』と言う言葉は、中国やこの市場としての中国と、国際問題としてのチベットとのはざまに揺れる諸外国の解決方法であって、チベットのそれは悲しいほど暗いものであり、猶予のない切羽詰まった問題なのですが、…
北京オリンピックにチャンスを見出だされなかった今、現在おそらく74才になられるダライ・ラマと、変わりゆくチベットを今一度皆さんに知って頂きたくて、ここに書きます。
この本は、
ダライ・ラマ自伝
この悲劇の国
わがチベット
蒼洋社 発行
英潮社 発売 です。
未だ発売されていることを祈って…
Posted by 風来末 at 16:19│Comments(2)
│日記
この記事へのコメント
こんばんは。
その後を心配しながら拝見しています。
おすすめの本、ちょっと検索してみましたが、今ではもう発売されていないかなぁ?古書を探せはあるでしょうか?
「チベット我が祖国 ダライ・ラマ自叙伝」というものはありましたが、類似内容のものでしょうか?
いずれにせよ、私もチベット問題は前々から気になっていましたが、詳しくは知りませんでした。少し勉強してみたいと思います。
早く元気になってくださ~い♪
その後を心配しながら拝見しています。
おすすめの本、ちょっと検索してみましたが、今ではもう発売されていないかなぁ?古書を探せはあるでしょうか?
「チベット我が祖国 ダライ・ラマ自叙伝」というものはありましたが、類似内容のものでしょうか?
いずれにせよ、私もチベット問題は前々から気になっていましたが、詳しくは知りませんでした。少し勉強してみたいと思います。
早く元気になってくださ~い♪
Posted by りかの花 at 2009年10月14日 23:04
りかの花さん
本のタイトルからすると、同じ内容のものが他社から再発行されてのかも知れませんね。
この本にはダライラマ13世がなくなり、その化身となって生まれ変わっている14世を探し出すところから始まり、中共の介入、インド亡命に至る出来事が、ダライラマ本人の側から書かれています。
新疆でのウイグル族の暴動問題もそうですが、最近の中国は《少数民族》への優遇処置を止め、撲滅させようとしているのではないかと思うくらいです。
オバマさんも日本より中国の方が大切らしいし・・・
本のタイトルからすると、同じ内容のものが他社から再発行されてのかも知れませんね。
この本にはダライラマ13世がなくなり、その化身となって生まれ変わっている14世を探し出すところから始まり、中共の介入、インド亡命に至る出来事が、ダライラマ本人の側から書かれています。
新疆でのウイグル族の暴動問題もそうですが、最近の中国は《少数民族》への優遇処置を止め、撲滅させようとしているのではないかと思うくらいです。
オバマさんも日本より中国の方が大切らしいし・・・
Posted by 風来末
at 2009年11月14日 02:14
